
20年以上、タイトリスト一筋でやってきました。
かつての「DCI」から始まり、宮里藍選手に影響されてブリヂストンに浮気した時期もありましたが、結局CBシリーズに出戻り。そこから初代T300、T100Sと乗り継いで、今に至ります。
今回、そのT100Sをついに手放し、T250とボーケイSM11に買い替えることにしました。「アマチュアのクラブ買い替え記事なんて誰が読むんだ」とも思いますが、ゴルファーの醍醐味はクラブを新調するイベントそのものにもあると思うので、記録として残しておきます。
きっかけは、衝撃のヘッドスピード測定
T100Sは打感も良く、ヘッドに少し小細工がしてある感じも気に入っていました。ただ、正直に言うと結構難しいクラブで、ナイスショットの時はつかまって左にドロー、ミスすると右にスライスと、毎回集中力が必要でした。結局、T100Sでベストスコアの更新はできていません。
そして最近、明らかにアイアンの飛距離が落ちてきました。7番アイアンのフルショットで150ヤード、平均だと135ヤード程度。精度を優先すると130ヤードくらいになることも。
決定打になったのは、ドライバーの試打に行った時です。ヘッドスピードを測ってもらったら、まさかの「40m/s」。30代の頃は48m/sくらいあったのに……。
「ドライバーより、アイアンの精度を高めるほうがスコアアップに効果が高いのでは?」
そう思い立って、浮上したのがT250の購入検討でした。
性能と美しさに惚れて、T250へ
以前、T250の前モデルであるT200を試打したことがあり、「飛ぶ、球が高い、でも打感は少し硬い」という印象を持っていました。当時は「T100Sから替えるほどでもない」と思っていましたが、今の飛距離不足を考えると背に腹は代えられません。
デザインも決め手のひとつでした。バックフェースに余計な構造物がなく、マッスルバックのようなシンプルな見た目。今リリースされているアイアンの中でも、一番かっこいいとさえ思っています。
5番からPWの6本セットで16万円超。T100Sの下取り査定は4万円台だったので、持ち出しは10万円超という計算です。何店かはしごして査定額を聞いているうちに、気持ちはすっかり買い替えに傾いていました。
ウェッジも道連れに。SM8からSM11へ
ここで一つ問題にぶつかりました。ロフト設定です。
T250は飛距離を出すためにロフトが立っていて、PWのロフトは43度。当時使っていたウェッジ(SM8)は50度、54度、58度だったので、PWとの差が7度もあり、飛距離の階段に大きすぎる段差ができてしまいます。
「……この際だから、ウェッジも全部買い替えちゃえば?」
そんな悪魔のささやきに従い、48度・56度・60度の3本構成で、最新のSM11を選ぶことにしました。SM10というマークダウン版もありましたが、「趣味にお金をケチってはいけない」と思い、最新版で揃えることに。
グラインド選びも悩みどころでした。
- 48度:普通に打つことが多そうなので「F」グラインド
- 56度:いろいろ試したいので「D」グラインド
- 60度:難しそうなので、チャックリ対策で「K」グラインド
数店をはしごし、合計4時間ほど悩んだ末、アイアン・ウェッジ合わせて持ち出し19万円ほどで購入しました。
トップトレーサーで試打テスト
買ったその足で、練習場へ直行しました。やっぱり新しいモノを買うとワクワクするものです。トップトレーサー(弾道計測機)のあるレンジで、数値を確認してみました。
T250の飛距離は期待通り。T100Sより10ヤード以上飛ぶようになり、高さも同等以上。何より驚いたのは、明らかなミスショットでも、なぜかまっすぐ飛んでいくことでした。
T250の打感は少し硬めですが、悪くはありません。芯を捉えた時は、T100Sと同じような気持ちいい打感が得られました。ここは一番の心配事でしたが、杞憂に終わりました。
SM11の飛距離は、PW(43度)が平均115ヤード、48度が102ヤード、56度が85ヤード、60度が60ヤードという結果に。48度での距離感の調整はまだ練習が必要そうです。
**SM11の60度(Kグラインド)**は、スクエアに構えて振るだけでスピンがかかり、これは武器になりそうな手応えでした。56度(Dグラインド)、**48度(Fグラインド)**も含め、SM8よりも全体的にかなり易しくなった印象です。
実戦3ラウンドの結果
新アイアン・ウェッジで、購入後2週間のうちに3回もラウンドしました。気になるスコアは「90、92、91」。正直に言うと、90も切れていません。
でも、新アイアン・ウェッジには大満足でした。
T250は本当に真っ直ぐしか飛びません。「あ、今のはミスしたな」と思った打球も、なぜか上手く飛んでくれます。おかげで150ヤード残りの場面でも自信を持って7番を選べるようになり、150ヤード以下のショートはほぼワンオンという状態です。
ではなぜスコアが上がらなかったのか。答えはシンプルで、道具の問題ではなく、プレーヤーが下手くそなだけでした。3ラウンドとも「ビッグイニング」(9打、10打叩くホール)があり、特にスタートホールでのダブルパーがスコアを大きく崩していました。クラブは確実に良くなっているので、あとはコースマネジメント、ショットマネジメントの課題だと痛感しています。
追伸:10ラウンドを経て、70台が出ました
この記事を書いた時点では「スコアは変わらない」という結論でしたが、その後T250・SM11で10ラウンドほどこなす中で、70台のスコアが2回出ました。
もちろんコースマネジメントの意識が変わったことも大きいですが、真っ直ぐ飛ぶT250と、グリーン周りで信頼できるSM11の組み合わせがなければ、この結果は出なかったと思っています。特にビッグイニングを叩きにくくなったのは、道具の寛容性のおかげが大きいと感じています。
道具でスコアが劇的に変わるとは思っていませんでしたが、今振り返ると、この買い替えは間違いなくスコアアップに貢献しています。
まとめ:買って良かった
スコアはまだ変わっていませんが、この買い替えには大満足しています。
T250は、簡単だからといってあぐらをかいて下手になっていくクラブではなく、ミスをしてもそれがちゃんと分かる、それでいて大ケガをしない、絶妙なバランスのアイアンだと感じました。見た目もマッスルバックのようでかっこよく、打感も良い。文句なしの一本です。
SM11も、形はSM8と変わらないのに、テクノロジーの進化を随所に感じます。特に60度のKグラインドは、グリーン周りで信頼できる相棒になってくれそうです。
道具に頼りきりではダメだと思っていましたが、結果的にこのクラブが、自分のゴルフを次のステージに押し上げてくれた気がしています。次の目標は、70台を安定して出すことです。
この記事で紹介したクラブは実際に自分で購入し、使用した上での感想です。
この買い替えの顛末は、noteでも全4話でもう少し詳しく書いています。当時のリアルタイムの葛藤に興味があれば、ぜひ読んでみてください。
第1話「タイトリストT100SからT250への買い替え」
第2話「ウェッジも最新のSM11へ?」
第3話「新アイアン・ウェッジにテストする」
第4話「T250、SM11実戦投入。3ラウンドの結果」



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